【乗馬用品】乗馬ブーツの種類と選び方！失敗しないための基礎知識も紹介

なぜ乗馬ブーツが必要？

乗馬は馬とともにするスポーツであるため、ライダーの安全確保と馬への配慮が何よりも重要になります。そのため、安全性を高める専用設計の乗馬ブーツが必要不可欠です。

乗馬ブーツは、くるぶしを覆う高さ、硬めの素材、かかと部分などの構造によって、落馬時に鐙から足が抜けないよう設計されており、ライダーの足を守ります。

また、馬にとっても、ライダーの安定した指示は負担軽減に繋がります。乗馬ブーツ着用によってライダーの姿勢が安定し、正確な指示を伝えやすくなることで、馬への負担を軽減することに繋がります。

このように、乗馬ブーツは安全面だけでなく、馬への配慮、そして快適な乗馬を楽しむために欠かせないアイテムと言えるでしょう。

ブーツ選びで失敗しないための方法

乗馬ブーツは種類が豊富で、それぞれに特徴があります。安全で快適な乗馬を楽しむためには、自分の足や乗馬スタイルに合ったブーツを選ぶことが重要です。

初心者のうちは特に、どの種類を選べばいいのか迷ってしまうものです。

まずは乗馬クラブのインストラクターに相談し、アドバイスをもらうのがおすすめです。

サイズ選びも重要です。足に合っていないブーツでは、靴擦れを起こしたり、足の変形に繋がったりする可能性もあります。

購入前に必ず試着し、足全体にフィットするものを選びましょう。

ロングブーツ：特徴とメリット・デメリット

乗馬ブーツの定番とも言えるロングブーツ。膝下まで覆うその丈の長さから、落馬時や馬に足を踏まれた際にも足を保護してくれる安心感があります。

ロングブーツと一口に言っても、実は様々な種類があります。代表的なものとしては、ドレスブーツ、フィールドブーツ、ジョッパーブーツなどが挙げられます。それぞれの違いとして、ドレスブーツは主に馬場馬術で使用され、見た目が美しく、上品な印象を与えます。

フィールドブーツは障害馬術でよく用いられ、足首の動きがスムーズに行えるよう、前方にいくにつれて履き口が広がっているのが特徴です。

ジョッパーブーツはくるぶし丈の短いロングブーツで、主に初心者やジュニアのライダーに愛用されています。

このように、ロングブーツは種類によってデザインや機能性が異なります。サイズ選びも重要で、足首やふくらはぎの太さに合ったものを選ぶようにしましょう。

ショートブーツ：特徴とメリット・デメリット

ショートブーツは、くるぶし丈の短い乗馬ブーツです。

ロングブーツよりも丈が短いため、カジュアルな印象を与え、乗馬クラブによってはレッスンで推奨されることもあります。

ショートブーツの最大のメリットは、脱ぎ履きのしやすさです。ロングブーツと比べて時間短縮になり、乗馬後の時間を有効活用できます。

また、比較的安価で購入できることも魅力です。さらに、チャップスとの組み合わせ次第で様々なスタイルを楽しめるのもポイントです。

一方で、丈が短い分、落馬時の脚の保護という面ではロングブーツより劣ります。

また、乗馬クラブによっては、安全面からチャップスの着用を義務付けている場合があり、別途購入が必要になることがあります。

このように、ショートブーツは手軽さと価格面で優れていますが、防御面で劣るという違いや特徴があります。ご自身の乗馬 スタイルや乗馬シーンに合わせて選ぶようにしましょう。

それぞれどんな人におすすめ？

乗馬を始めるにあたって、ロングブーツとショートブーツどちらを選べば良いか迷う方もいるのではないでしょうか？

それぞれの特徴を考慮して、自分に合ったブーツを選びましょう。

ロングブーツは、足全体を覆うため安全性が高く、脚全体をサポートしてくれるので騎座が安定しやすいという特徴があります。見た目がスタイリッシュでかっこいい点も魅力です。そのため、乗馬経験が豊富な方やプロを目指している方、競技会への出場を考えている方におすすめです。

一方、ショートブーツは、ロングブーツに比べて比較的安価で購入しやすく、ブーツの着脱も楽に行えます。そのため、乗馬初心者の方や乗馬クラブに通い始めたばかりで、まずは気軽に始めたい方におすすめです。

また、動きやすいため普段使いしやすいものを探している方にも向いています。

このように、ロングブーツとショートブーツはそれぞれにメリットとデメリットがあります。

どちらのブーツが優れているというわけではなく、自分のレベルや目的に合った方を選ぶことが大切です。

本革：高級感と耐久性

乗馬ブーツの素材として定番の本革は、風格があり、丈夫で長持ちするのが魅力です。革の種類によって特徴が異なり、牛革は耐久性とコストパフォーマンスのバランスが良い点が特徴です。

本革は、定期的なお手入れが必要ですが、使い込むほどに味わいが増し、長く愛用できる素材です。

合皮：お手入れのしやすさ

乗馬ブーツの素材には、人工的に天然皮革の見た目を実現した合皮も人気です。合皮ブーツ最大の特徴は、そのお手入れのしやすさです。本革ブーツのように定期的なオイルアップやクリームを使った丁寧なケアは不要で、軽い汚れなら固く絞った布で拭くだけで十分です。泥汚れなどが気になる場合は、水洗いも可能です。そのため、こまめなメンテナンスが難しい方や、乗馬初心者の方でも扱いやすいというメリットがあります。

ラバー：雨の日も安心

乗馬ブーツの素材には、雨の日でも心強い味方のラバー素材があります。完全防水なので、水たまりも気にせず馬場や厩舎を歩けます。

ラバーブーツと一口に言っても、ロング丈とショート丈があり、ロング丈は足全体を雨や泥から守ってくれます。一方、ショート丈は動きやすく、脱ぎ履きが楽なのが魅力です。どちらの丈を選ぶかは、用途や好みによって決めるといいでしょう。

お手入れのしやすさと防水性を兼ね備えたラバーブーツは、雨の日の強い味方です。

素材別のお手入れ方法を紹介

乗馬ブーツの素材は大きく分けて本革、合皮、ラバーの3種類があり、それぞれお手入れ方法が異なります。高級感のある本革は、ブラッシングやクリームを使って丁寧にケアすることで長く愛用できます。お手入れのしやすい合皮は、水拭きを基本としつつ、汚れがひどい場合は中性洗剤を使いましょう。雨の日にも頼りになるラバー素材は、水洗いでき、お手入れも簡単です。

素材に合ったお手入れを続けることで、お気に入りのブーツを最適な状態で保ち、快適な乗馬ライフを楽しんでいきましょう。

正しい保管方法

愛用の乗馬ブーツを長く愛用するためには、使用後のお手入れだけでなく、保管方法も大切です。ブーツの種類に関わらず、保管状態が悪いと、ブーツの劣化を早めてしまうだけでなく、カビの発生や変形につながる可能性もあります。

ロングブーツやショートブーツ、素材に関わらず、保管する際は、湿気を避け、シューキーパーを使用するのがおすすめです。また、直射日光や高温多湿な場所は避け、定期的なメンテナンスを行いましょう。

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